やる気を持続させる方法
モチベーションが上がる本を読んだり、話を聞いたりして「自分も頑張るぞ!」とやる気が出たのに、何日か経つとそのやる気が消えてしまう、という経験はありませんか?
今回は、やる気を持続させるための方法についてお伝えします。
目次
なぜやる気が続かないのか?
やる気が続かない理由は主に2つ
そもそもなぜやる気が続かないのでしょうか?
「意志が弱いから」の一言で片づけられてしまうことが多いですが、行動科学の観点で見ると、やる気が持続しない原因は2つに絞られます。
① やり方が分からない
原因の1つ目は「やり方がわからない」ことです。
この場合のやり方とは「英語の勉強のコツ」や「ダイエットのやり方」などの行動のことです。
このようなやり方が分からない場合は「目標達成のためにどんな行動を取ればいいか」ということが分かれば良いのです。
しかし、大半の人は「やり方」については理解できていることが多いでしょう。
では、なぜやる気が続かないのでしょうか?
それは次にあげる2つ目に原因があることが多いからです。
② やり方は分かるが、継続の仕方が分からない
「やり方は分かるのに続かない」場合は「やり方は分かっているが、継続の仕方が分からない」ことが考えられます。
どうすればいいのかを習うことはあっても、継続の仕方を教わる機会はほとんどありません。
そのため、やる気が続かないという状態が引き起こされます。
では、どうすればやる気を持続できるのか?
① 小さな目標を設定する
1つ目は、小さな目標を設定することです。

やる気を維持するためには、短期的に達成が可能な小さな目標と、長期的な視点が必要な大きな目標をそれぞれ考えることが重要です。
大きな目標だけを設定すると、達成までに時間がかかったり、成果が見えづらかったりします。
達成感や成功体験がないと、やる気がなくなってしまうことが多いので、段階的かつ短時間でクリアできる小さな目標を設定しましょう。
小さな目標を達成することで、達成感が得られて自信がつき、それがさらなるやる気に繋がります。
また、小さな目標を達成するなかで「自分はこういう状態や時間帯だとやる気がでる」「こういうふうにすれば続けられる」というノウハウを蓄積することもできます。
② 行動のハードルを下げる
2つ目は、行動のハードルを下げることです。
何かの行動を起こそうとしても億劫になってしまう、という経験はありませんか?
例えば勉強の場合、「勉強するぞ!」と決めたのになかなか勉強ができないというのは、行動のハードルが高いことが原因として考えられます。
このような場合は、行動をさらに分解してハードルを下げてみましょう。
「勉強をする」のではなく、「机に座る」「参考書を開く」「参考書を1ページ読む」など、簡単に取り掛かることができることを段階的に行うことで、自然と行動に移すことができ、やる気を保つことができます。
③ 周りに宣言する
3つ目は、周りに宣言することです。

これは宣言効果という心理現象が関係しています。
宣言効果とは「ある目標を達成するために、あらかじめ目標を周りに宣言することで達成率があがる」という心理現象です。
また、宣言効果を実感するためには、
・何度も宣言する
・多くの人に宣言する
ことも大切なポイントです。
また、周りに宣言することで応援してくれる人や賛同してくれる人が増え、アドバイスや良い情報をもらうことができるというメリットもあります。
④ 心身の健康を保つ
4つ目は、心身の健康を保つことです。
やる気を保つには、休憩をとることも重要です。
ずっと全力で走り続けるのは難しいように、ずっとやる気を保ち続けるのは難しいことです。
人間の心と体は切っても切り離せないものなので、どちらかに不調があると「頑張りたくても頑張れない」という状態に陥ってしまうこともあります。
少し疲れを感じたり体調が悪かったりする場合はしっかり休みましょう。
まとめ
やる気を持続させるための色々な方法をご紹介しました。
実践できそうなものがあれば、ぜひ日々の生活に取り入れてみてくださいね^^
参考文献:
https://www.hitachi-solutions.co.jp/column/b_management/04/
https://www.manpowerjobnet.com/haken_guide/improving-skills/keeping-motivation/
https://psychology-psi.blog.ss-blog.jp/2014-09-24